広島・新井監督がOP戦初勝利「勝つに越したことない」 田中がマルチ 遠藤、床田が好投【一問一答】
「オープン戦、中日4-8広島」(26日、Agreスタジアム北谷)
16安打を集めた広島がオープン戦初勝利を決めた。野手で存在感を示したのは「8番・三塁」で先発出場したベテラン・田中。四回に右翼線への適時二塁打を放つなど2安打2打点。守備では1つ失策があったが、ミスを挽回する活躍を見せた。韮沢や大盛、田村といった若鯉たちもそろって快音を響かせた。
投手陣では、開幕ローテ入りを狙う遠藤が3回1安打無失点。対外試合初登板の床田が2回無失点と上々の内容を披露。試合後の新井貴浩監督(46)の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-先発陣は順調な仕上がり。
「ナイスピッチングだった。(床田は)投げ終わりに聞いても、体も問題ないと。スゴくいい登板だった。アンディ(アンダーソン)は不運なことが重なった。またしっかり修正して次の機会ということ。(交代は)球数で判断した」
-若手の野手陣が結果を出した。
「昨日は(安打)4本かな。でも安打の数ではなく、見逃し方や捉え方を見ている。だんだん『いい対応をしてきているな』と感じていた。きょうはスタートで出た選手も後から出た選手も、みんないいモノを見せてくれた」
-二回の守備では3失策。
「ミスは絶対ある。野球はミスをするスポーツだから。ミスが起きた次のプレーや打席が大切であって、そういうところも見ている」
-田中は強く引っ張った打球が多い。
「投球に対して、いい反応をしている。自分が思ったところにバットが出ている」
-オープン戦初勝利。
「いつも言っているように、勝ち負けは気にしてないけど勝つに越したことはない。みんながみんな、いいモノを見せてくれた。(きょうが)キャンプ最後のオープン戦。いい一日になったと思う」
-相手先発・中日のドラフト1位・仲地の印象は。
「いいですね。真っすぐにキレがあってコントロールもいい。スプリットも低め。きょう、打席に立った打者がいろいろ情報をみんなに共有している。真っすぐにしてもスプリットなど変化球も低めに投げていた。いい投手だな、と」