広島新外国人デビッドソン 二刀流「そこはチームに任せる」 快音&強肩を合同自主トレで披露

 二刀流もOK!!打撃練習を待つ間、バットを振りかざす(左)、スローイングするデビッドソン(撮影・田中太一)
 スローイングするデビッドソン(撮影・田中太一)
 二刀流もOK!!打撃練習を待つ間、バットを振りかざすデビッドソン(撮影・田中太一)
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 広島の新外国人マット・デビッドソン内野手(31)=前アスレチックス=が28日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で行われた合同自主トレに初参加。フリー打撃で快音を響かせると、キャッチボールでは強肩を披露した。投手としてもメジャーで6試合の登板がある“二刀流”。カープでもチームが望むならば、登板の可能性があるかもしれない!?

 マクブルームと並んで行ったデビッドソンのフリー打撃。時折見せる破壊力は、室内練習場であることが残念なほど。メジャー通算54発というパワーのお披露目は、2月1日のキャンプインからとなりそうだが、片りんは見せていた。

 もう一つ、目を引いたのが、キャッチボールで見せる正確なスローイング。マクブルームを相手に投じた低く強いボールは、強肩を思わせた。それもそのはず、18年のホワイトソックス時代には投手として3試合に登板し、防御率0・00。打者11人と対戦して、わずか1安打に抑えた実績を持つ。同年には本職でも20本塁打を放ち、エンゼルス・大谷とともに「シーズン3登板&15本塁打」を記録し、“二刀流”で話題になった。レッズで秋山と同僚だった20年にも3試合の登板がある。

 日本での登板の可能性について「そこはチームに任せる。投手として高校までやってきた経歴はある。もし、ボールを渡してくれて『マウンドに行け』と言われるならば、それは楽しみな経験になると思う」とチームからリクエストがあれば応える用意があることを示唆した。デビッドソンが登板となれば、大差で負けている展開。ない方がいいとも言えるが、MAX150キロにカーブ、チェンジアップも操るという本格派。見てみたい気持ちもある。

 この日は初めての日本野球。驚きの連続だった。

 「(マツダスタジアムは)すごく充実した素晴らしい施設。練習スタイルは少し違うかな。打撃を2カ所で打つのは米国では経験したことがない。ポジションに分かれてノックを受けたり、いろんな事が同時進行するような印象。量が多いなと感じました。いいことだと思う」

 日本流の長い練習も、オフの期間に打撃練習を続けてきたこともあり、問題はなかったもようだ。

 「練習になじみながら、日本のスタイルに早く慣れてみんなとシーズンを迎えたい。すごくエキサイティングな気持ちだ」

 パワーあふれる打撃に登板も可能という“二刀流”。新助っ人は魅力いっぱいだ。

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