カープ宇草 目指す〝師匠〟秋山超え 志願の合同自主トレ参加「誰よりも打てる選手に」

 広島・宇草孔基外野手(25)が10日、レギュラー獲りに向けた“秋山超え”に闘志を燃やした。静岡県下田市で秋山との合同自主トレに参加中で、打撃面ではバットの出し方について助言を受け「自分なりに落とし込めた感じ」と自信を深める。秋山、野間、西川らが有力候補となる正外野手争い。技術向上に励み、し烈な戦いに食い込む。

 師匠の背中は、まだ遠くにあるかもしれない。それでも、追いつかなければ生き残れない。宇草は「秋山さんを追い越すぐらいの気持ちで、誰よりも打てるような選手になりたいと思っている」と、飽くなき向上心と今季に懸ける思いを言葉に変えた。

 昨季は45試合の出場にとどまり、1軍定着には至らなかった。秋山とは同じ右投げ左打ちの外野手。「自分に生きる部分が多いと思って」合同自主トレ参加を志願した。この日も打撃練習中に助言を受けながらバットを振った。

 具体的に手応えを感じているのは、バットの出し方。軽くて長いノックバットを用い「体より先に手を出していくぐらいのイメージ。ノックバットでティー打撃をしたことで、すごくつかみやすかった」と納得顔。そして「こういう感覚なんだ、と自分に落とし込めていることがだんだん増えてきている」と着実に習得度合いを深めている。

 今回のテーマは、教わったことを自分なりにかみ砕くこと。「教わったことだけをやるんじゃなくて、自分の感覚をぶつけて、いかに吸収できるか。(秋山が)本当に見てくれているのでありがたい。その心意気に応えられるように」。最高のお手本から貪欲に学び、外野の一角をつかみ取る。

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