広島・小園海斗内野手（２２）が６日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１９００万アップの年俸４０００万円でサインした（金額は推定）。

　今季は開幕戦に「３番・遊撃」でスタメンに名を連ねた。春先は打撃の状態が上がらず苦しみ、その後は下位打線を打ったものの１２７試合に出場。打率・２６６、７本塁打、３８打点で試合数、本塁打、打点はキャリアハイをマークした。

　会見では「センターライン、ショートとして一年間やってくれたというのを、評価していただきました」と話し「成績に関しては全く満足してない。やっぱり前半戦が苦しかったので、苦しかったな、という風に一年間通して思っています」と振り返った。

　今季は２盗塁でプロ入り４年間でも計７盗塁。新井貴浩監督（４５）は機動力野球の復活を掲げており「課題は全部。盗塁は全然走れていない。そこはしっかりやっていきたい。打撃や守備はまだまだ成長する部分がある。レギュラーとしてやっていくには結果も内容も求められる」と主力の一人としての自覚を強め、５年目の来季へと視線を向けた。