広島・森下、来季もGG賞獲る ノーエラー継続だ 守備率10割「自信がある」
広島の森下暢仁投手(25)が29日、三井ゴールデン・グラブ賞の2年連続受賞に意欲を示した。都内での受賞式に初参加。「守備には自信がある。続けて取れるのが一番。成績が伴って取れれば一番いい」と力を込めた。
今季も堅実な守備でチームを助けた。守備イニングはセ・リーグ最多の178回2/3で失策はなし。守備率10割が安定感の証しだ。広島投手の受賞は15年の前田健太(現ツインズ)以来7年ぶりだった。
凡事を徹底した。「小さなミスが失点につながるので守りは大事。野手の方のようにファインプレーはできないので、来た球を取る、失策をしない、当たり前のことをできるようにしている」
記憶に残るのは8回無失点と好投した7月2日の巨人戦だ。六回1死三塁で丸の強烈な打球を捕球。直後に飛び出していた三走・吉川に自らタッチし得点を与えなかった。打球反応やその後の判断など示した高い守備力は、日頃から持ち続ける高い意識があるからこそだ。
「エラーしない、そつのないプレーをする、自分のミスで失点するような無駄なことをしないようにしていかないと」
プロ入り後3年間でも無失策。当たり前のことを確実に実践する先に2年連続での黄金色に輝くグラブが待っている。