カープ・コルニエル 先発挑戦で収穫 6回6失点も変化球織り交ぜ11K

 先発し6失点するも11三振を奪う力投を見せたコルニエル(撮影・立川洋一郎)
 3回、6点を奪われ畝3軍統括コーチ(中央右)から声を掛けられる(撮影・立川洋一郎)
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 「フェニックス・リーグ、広島2-8西武」(23日、南郷スタジアム)

 広島のロベルト・コルニエル投手(27)が23日、先発したみやざきフェニックス・リーグの西武戦(南郷)で収穫を得た。三回に一挙6点を失い、6回5安打6失点。それでも変化球も織り交ぜて11個の三振を奪った。今リーグから先発に挑戦中。実戦を重ねて、投球を磨いていく。

 見栄えほど内容は悪くなかった。序盤に捕まったが、尻上がりの投球で相手を料理。コルニエルは「まずまず」と振り返った。

 三回に突如、制球を乱した。無死満塁で2番・滝沢に押し出し四球。続く西川に右越えへの2点適時打を許し、4番・中熊に右越え3ランを浴びた。この回だけで4四死球と課題が露呈した。

 しかし、四回以降は無安打投球。四回は3者連続三振で、終わってみれば11奪三振。最速155キロの直球に偏らず、変化球を2球続けて追い込むなど、適度に力を抜いて安定感を示した。高2軍監督は「(試合)後半の投球を覚えてほしい。そんなに力感がなくても球威は変わらないと思う」と、力だけに頼らなかった投球を今後の指針にするように求めた。

 10日・DeNA戦は5回3安打無失点で、16日・巨人戦は6回2安打無失点。今リーグ3試合目の登板で初失点を喫したが「いい収穫になった」と指揮官が話すように、実り多きマウンドになった。

 昨季51試合、今季は12試合に登板。来日から全て中継ぎで投げてきた右腕は新たなチャレンジに「スタミナは問題ない。(先発もリリーフも気持ちは)変わらない。この秋、頑張ります」と意気込んだ。1軍での先発を見据え、宮崎で牙を研ぐ。

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