広島・ナックルボーラー坂田 押し出し含め4四球も“プロ初星” 1回1失点、課題浮き彫り

 「フェニックス・リーグ、広島6-3ロッテ」(18日、天福球場)

 苦さを味わった登板は、次への糧にすればいい。七回から登板した広島育成の坂田は、1回1安打1失点。味方が逆転したことで“プロ初勝利”を手にしたが、押し出しを含む4四球と課題が浮き彫りとなった。「ボール先行になった時、直球をどういうタイミングで使うかなど、もう少し勉強していかないといけない」と受け止めた。

 同点の七回。安打と四球などで2死満塁のピンチを招くと、小川に押し出し四球を与えた。投球を支えるナックルを思うように操れない。打者との勝負に集中したい一方で「自分との勝負になってしまう時がある。それをなくしていけるように」と現状を踏まえて、壁を乗り越えることに意気込んだ。

 フェニックス・リーグ期間中は、球団OBのナックルボーラー・フェルナンデス臨時コーチから指導を受けている。手首を使うと球に回転がかかるため、手首を返さずナックルを無回転で投げる方法を習得中。さらに精神面では、自分を信じることの大切さを説かれたという。

 「技術的なことも教わったけど、僕にはそれ(気持ちの面)が一番足りないと思った。これから磨いていくべき部分。チームに貢献できるように」。二人三脚で追いかける、ナックルボーラーの夢。試行錯誤を重ね、一歩ずつ前に進んでいく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス