広島育成・二俣 満塁一掃打!打率・545! 支配下へ新井新監督の「目にとまりたい」

 5回、走者一掃の3点タイムリー二塁打を放った二俣
 5回、宇草の右前タイムリーで本塁へ向かう二俣
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 「フェニックス・リーグ、日本ハム3-5広島」(12日、天福球場)

 広島の育成・二俣翔一内野手(19)が12日、フェニックスリーグの日本ハム戦で、決勝の走者一掃3点適時二塁打を放った。0-2の五回2死満塁で初球を捉えた。今リーグは開幕から1本塁打を含め、11打数6安打4打点、打率・545と好成績を残している。新たに、新井新監督が就任した中、支配下登録を目指しアピールを続けていく。

 力強く振り抜いた先に、最高の結果が待っていた。チームメートから拍手を浴びた二俣は充実感をにじませる。決勝の中越え3点適時二塁打。勝負所で猛アピールに成功した。

 「狙っていた。初球から振ろうと思っていました」

 0-2の五回2死満塁。初球の直球を捉えた。前打者の矢野が四球で出塁。ストライクが欲しくなる投手心理をズバリ読み切った。

 結果を出し続けている。今リーグは開幕から3試合連続安打中。1本塁打を放ち打率・545、4打点だ。今季終了後、打席での力みをなくすために、構えたときのトップの位置などを変更した。実を結び始めている。

 2失策し、いずれも失点につながった三塁の守備は、大きな反省点だ。それでも気持ちを切り替えて放った決勝打に成長を感じる。高2軍監督は「ミスを取り返す気持ちが出ていた」と評価した。

 この日、広島で新井新監督が誕生。宮崎で安打を重ね続けることが、今季中に成し遂げられなかった支配下登録につながっていく。

 二俣は「目立たないといけないし、新井さんが(同リーグの成績を)目にされると思う。一番打って、その目にとまりたい」と力を込めた。持ち味は長打力。目下の目標をかなえるための戦いは始まったばかりだ。

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