広島の新監督に就任する新井貴浩氏（４５）＝本紙評論家＝が１２日、マツダスタジアムで就任会見に臨む。４年連続Ｂクラスに低迷するチームを託された同氏。目指す野球のビジョン、再建プランなどを自らの口で明かす。

　現役時代は常に全力プレーを貫き、２０００安打など数々の偉業を成し遂げてきた“広島の顔”。注目度は抜群で、会見当日は地元民放テレビ４局が公式ＹｏｕＴｕｂｅなどで生配信する予定だ。

　就任が正式発表された７日には、松田元オーナー（７１）が「フレッシュさが必要だと思った」などとオファーの理由を説明。さらには「目指すものは優勝。再建と若返りという二つの命題もある。次を狙えるチームもつくってほしい」と大きな期待を口にした。

　選手会長の大瀬良大地投手（３１）も「投手と野手の関係性がすごく大事とおっしゃっていた。監督の力になれるようにとの思いです」とナインの心境を代弁するなど、チームも歓迎ムード一色。いよいよ語られる新指揮官の所信表明に、大きな注目が集まる。