広島・森 手応え68球 来季ローテ頼んだ 2度目先発で5回0封 飛躍へ示した存在感

 4回、高橋周を併殺打に打ち取り、打球を処理したマクブルームに視線を送る森(撮影・立川洋一郎)
 中日打線を相手に力投する先発の森(撮影・立川洋一郎)
2枚

 「広島0-3中日」(2日、マツダスタジアム)

 粘り強く腕を振った。今季最終戦。2度目の先発を任された広島・森翔平投手が、5回6安打無四球無失点にまとめる。走者を背負っても平常心を保ち後続をピシャリ。手応え十分の68球だ。

 「球数が少なくストライク先行で、何よりゼロでいけたことは良かったと思う」

 直球を軸にカーブ、スライダーなどの変化球を巧みに操った。「あまり意識はしなかった」。0-0の三回2死二塁では、大島を見逃し三振。首位打者を狙っていた好打者を、2打数無安打に抑え込んだ。

 9月30日のヤクルト戦で4年連続Bクラスが確定したことを受け、先発機会が巡ってきた。中継ぎ待機から急きょの起用にも「感謝して投げようと思いました」。思い切り腕を振りぬき、存在をアピールした。

 新人の今季は8試合に登板し1勝0敗、防御率1・89。プロ初勝利も記録し、抑える喜びや1球の怖さも知った。2年目の来季へ大きな財産を持ってシーズンを終えた。

 「伸ばしていかないといけないこと、これは通用するかなということも見つかった。突き詰めてやっていかないといけないと思いました」

 先発ローテの一角を狙う来季。切れのある直球を軸に、勝ち取る決意だ。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス