広島・坂倉、満塁弾 逆転CSへ奇跡起こせ!自己最多13号! 将「本当に頼もしい」
「広島7-0DeNA」(4日、マツダスタジアム)
大きな大きな一発になった。3点リードの七回2死満塁。広島・坂倉は田中健の2球目、カーブを右翼スタンドに運ぶ満塁本塁打にした。自身21年4月3日・DeNA戦以来2本目となるグランドスラムはDeNA戦3連勝へチームに勇気を与えた。
佐々岡監督は「本当に頼もしい限り。ここぞというときの満塁本塁打。一番ほしいところだった」と最大級の賛辞を贈った。
これが自己最多の13本塁打。昨季は左腕からの本塁打は1本だったが、これで2本目となった。それでも「試合に出ている以上、数字を残さないと代えはいくらでもいるという気持ちなので。数字が出ていることは良いことですけど、キャリアハイとかはあんまり興味ないです」と言い切る。いつ定位置を奪われるか分からない。危機感を持ってプレーするからこそ、安打、本塁打で自己記録を更新しても満足はしない。
現在は逆転のCS進出という目標がある。
「それはチーム全員が持ってると思いますし、それがなければチームは終わってしまう。一試合一試合勝てるように諦めずに頑張ります」
残り16試合。奇跡を起こすことは簡単ではない。ただ、2位・DeNAに3連勝したのも事実。この勢いを自らのバットで本物にしてみせる。