広島・中村奨 決意の捕手一本!

 広島の中村奨成捕手(23)が捕手一本勝負へ強い意欲を示した。7月7日に出場選手登録を抹消されて以降ウエスタン・リーグの出場は捕手のみで、外野手としてはグラウンドに立っていない。課題とする打力を磨き、再び捕手として1軍再昇格を目指す。

 転機は7月上旬だった。中村奨は出場選手登録を抹消されたあと、今後は本職である捕手のみで起用するとのチーム方針を告げられた。秋山加入により、1軍の外野布陣はほぼ固定化されている。「もちろん試合に出ることが一番」。一本勝負への強い思いを言葉に変えた。

 1軍では27試合に出場。捕手としてのスタメン出場は5試合を数えた。今季初スタメンマスクをかぶった6月2日の日本ハム戦では2度盗塁を阻止し勝利に貢献。肩で試合の流れを変えた場面があった。持ち味を発揮したプレーを「少し自信になった」と振り返った。

 捕手として1軍昇格を目指す。守備力でのアピールが求められるのはもちろん、バットで結果を残す必要もある。2軍で取り組むテーマは右投手への対応力向上だ。

 1軍では対左投手の打率が・261だったのに対し、対右投手は・147だった。当初は自身に右投手への苦手意識はなかったものの、安打が出ない日々が続いたことで「勝手に苦手意識を持つようになっていたと思う」。選球眼にも狂いが出て四球での出塁ができないなど悪循環から抜け出せず苦しんだ。

 課題克服へ向けて現在取り組むのは下半身の使い方だ。映像で確認すると、左翼方向への打球が多いのは、打ちにいくときに、かかと体重になっているためだとわかった。フォームに大きな変更点はないが、さまざまなステップ幅を試したり対応の仕方を変えるなど工夫している。

 今季は残り1カ月余りとなった。「いくら守れても打てなければ(1軍には)残れない。打てないと話にならないと感じた」。1軍出場は昨季の39試合を下回る。昨季の自分を超えて来季につなげるためにも、まずは打力向上に励む。

 ◆中村 奨成(なかむら・しょうせい)1999年6月6日生まれ。広島県廿日市市出身。捕手。右投げ右打ち。181センチ、81キロ。小学1年から野球を始め3年時から捕手に挑戦。広陵へ進学し1年夏には正捕手として出場。準優勝した3年夏の甲子園では6本塁打を放ち、1大会個人最多本塁打記録を樹立した。17年度ドラフト1位で広島に入団。

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