コロナから復帰の広島・佐々岡監督 巨人に勝利も四球撲滅は「永遠の課題」と投手陣に課題

 勝利を飾りファンの歓声に応える佐々岡監督(左)=撮影・立川洋一郎
 8回、右前へ勝ち越し適時打を放つ代打・菊池涼(撮影・立川洋一郎)
 8回、勝ち越し適時打を放ち一塁上で笑顔を見せる代打・菊池涼(撮影・立川洋一郎)
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 「広島6-4巨人」(27日、マツダスタジアム)

 広島は同点に追いつかれた直後の八回に先頭・大盛が中越え三塁打。ここでこの日、復帰したばかりの代打・菊池涼が右前適時打で勝ち越した。

 同じく復帰したばかりの佐々岡真司監督は「迷惑をかけていたのでね。きょう勝てて良かったです」とホッとした表情。

 菊池涼については「あそこで、らしいというか。きょうは途中からを考えていたので。いい場面で回ってきて。大盛があそこの場面でよく打ってくれてね。一番いいタイミングでしっかりらしい、ヒットでつないでくれたと思います」とヒーロー2人を褒めた。

 あの場面でベンチには長野も控えていた。

 「ちょうど2番だったし、左投手がきたので。そのまま守備っていうことを考えて、迷いはなかったです。しぶとく、打ってくれました」

 先発の遠藤は勝利投手はならなかったものの7回2失点の好投。

 「一発は打たれましたけど、しっかりと腕を振った中での真っすぐ、変化球だった。7回までよく投げてくれました。今、なかなか七、八回というのがいない分、七回まで投げてくれた。八回何とかというところで、松本が評価的には一番というところで行ったんですが。八回の難しさ、やっぱり気持ちが強くないと、勝ち試合では投げられないと思います。そこは松本がしっかり反省して次に生かしてもらいたい」

 松本は初めて2点リードの場面で登板。先頭の松原に四球と慎重になった。

 「ずっとテレビで見ている中で、四球絡みっていうのが改善できなくて。やっぱり永遠の課題ではあると思う。勝っているときの投手は球もそうだけど、気持ちも強くないと。そこが一番のやりがいではあるんだけど、きつさというのがある」

 四球撲滅を投手陣全体の課題に挙げた。

 指揮官もコロナ禍で療養中はずっとテレビ観戦だという。

 「当然負ければ悔しい。イライラもしながらも。監督代行、コーチに任せているので、毎回電話がありましたけど、思い切ってやってくれと伝えていた。まだまだ23試合ある。またあした、しっかりやりたい」

 この日は菊池涼と出番はなかったが、小園も戦列に復帰。離脱者は今後も日に日に戻ってくる予定。

 「そうですね。すぐには難しいかもしれないけど。その中でも穴を埋めてくれた大盛とか矢野とかがチャンスをつかんでくれている。チーム内の競争っていうのが、できていると思う。いいものは出してくれている」

 ブルペンにはコロナ陽性で離れていた矢崎があすから加わる。

 「うん。きょう下で投げて。あいつの場合はタフというところで、全く問題ないと思う。上げます」

 28日は連勝を狙い大道が先発する。

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