コロナ禍で主力離脱も連敗止めた広島・河田代行監督、森下の完封に最敬礼「それに尽きるよね」
「広島5-0中日」(16日、マツダスタジアム)
コロナ禍に見舞われた広島が勝利した。
「1番・右翼」でスタメン出場した堂林が初回、先頭打者本塁打を放つと、二回には「8番・遊撃」矢野のプロ初本塁打となる2ランなどで3得点。五回には再び堂林が左翼ポール付近へソロを放った。先発した森下は9安打無失点で2試合連続完封。2年ぶりの2桁10勝に到達した。
この日の試合前、球団は佐々岡監督、菊池涼、野間、球団スタッフら計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。代行監督は河田ヘッドコーチ兼外野守備走塁コーチが務め、メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ一戦だった。
試合後の河田代行監督の主な一問一答は下記の通り。
-難しい試合を勝てた
「監督もああいう状態になってしまって、こっちがいきなりどうこうできるものではないんだけど、ちょっと難しかったのは投手コーチと話して森下を代えるかどうかというところを話して。最後は完封してくれてそれに尽きるよね、きょうは」
-森下が引っ張った
「まず初回、ああやって岡林は相性が悪いんだけど打たれた中でゼロで帰ってきてくれた。堂林が一振りで決めてくれたのがホント勢い付いた形だよ」
-堂林は先頭打者本塁打
「起用に応えてくれて、完璧な仕事してくれたので。レギュラーを取りきるためにはこういうところだと思うので、またあしたやってくれればなと思うし、素晴らしい働きでよかった」
-矢野にもプロ1号が出た
「二度とできないような素晴らしいスイングをしてね。ホントに素晴らしかった。まさか本塁打を打つとはみんなが思ってなくて」
-佐々岡監督と試合前のやりとりは。
「監督からは『思い切ってやって』という話だったので、投手のいろいろなことに関しては、投手コーチが連絡を取ってやってくれているので、俺はそこに口を挟んでやることはない。ただ試合中は建(高橋投手コーチ)と話をして、今後ともそういうふうにしていこうかなという感じで」