広島・小園 反攻だ 好相性の阪神・西勇撃ちへ積極打法誓った 現在7試合連続安打中

 広島・小園海斗内野手(22)が4日、西勇撃ちへ積極打法を継続することを誓った。西勇とは今季対戦打率・429と好相性。6月前半は不振にあえいだが、現在は7試合連続安打中と復調気配を漂わせている。今季の甲子園では打率・333と好調の若鯉が、勝利につながる一打を目指す。

 つかみかけた手応えは放さない。乗り始めた上昇気流。小園は阪神3連戦に向けて「いい投手が多いので、それに負けないようにやっていけたら」と力強く闘志を燃やした。

 5日の相手先発は西勇。今季の対戦成績は7打数3安打の打率・429と当たっているが、慢心はない。両サイドを広く使って、豊富な球種で打ち取ってくる相手に「どのコースに、どの球種も投げられますし、なかなか(的を)絞りづらい投手。しっかり対応できるように」と傾向を踏まえながら、攻略の青写真を描いた。

 現在7試合連続安打中。月間打率・360だった5月と比較して「今の方がいい」とうなずく。2割前半をさまよっていた6月初旬の低空飛行は脱出し、・246まで持ち直した。トンネルを抜け出した糸口は「受け身にならず、しっかり投手に入っていく」という意識。6月30日・ヤクルト戦の3号ソロも、初球を捉えた一打。積極打法の継続で、快音を奏でていく構えだ。

 背中を押してくれる数字も並ぶ。高校時代に慣れ親しんだ甲子園では、今季5試合を行って打率・333。「やるべきことをしっかりやってチームに貢献できたら」。反攻を期す夏の戦い。背番号51が中心に立つ。

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