カープOB石原慶幸氏「夏場を乗り切るためこの日のような全員で助け合う野球を」

 「広島5-3巨人」(1日、マツダスタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(31)が6回3失点で7勝目。チームの連敗を「3」で止めた。打っては4番のライアン・マクブルーム内野手(30)が本塁打を含む3安打3打点。デイリースポーツ評論家・石原慶幸氏(42)は「全員で勝ちきったところに価値がある」と投打がかみ合っての勝利を評価した。

  ◇  ◇

 どちらに転んでもいいような試合の中で、カープナインは勝つことの大変さを再認識したことだろう。

 5連勝で臨んだ前カードのヤクルト3連戦で、悪くない野球をやりながら3連敗。その直後の巨人戦で接戦をものにして連敗ストップ、カード頭を取ったことは大きい。

 先発した大瀬良は「連敗を止める」「自分はエースだ」という責任感から来る重圧の中、決して好調には見えなかったが、味方のミスがあっても崩れることなく、最少失点で追いつかれることを防いだ。さすがの投球だった。

 効果てきめんとなった本塁打を含む3安打を放ったマクブルームの活躍も見逃せない。ただ、エースと4番の活躍があっても、楽な試合ではなく、全員で勝ちきったところに価値がある。

 ここから猛暑の試合が続く。大瀬良をはじめ、責任感の強い投手が多く「1イニングでも長く」と考えるだろうが、力を温存せず、行けるところまで行って、あとは助けを仰ぐ。野手も含め、みんなで助け合って厳しい季節を乗り越えてほしい。

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