広島・佐々岡監督 自力V消滅に「これだけだけ負けが続くとそうなる」

 選手交代を告げてベンチへ下がる佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 4回、坂倉(左)と言葉を交わしながらベンチへ引き揚げる遠藤(撮影・立川洋一郎)
 5回、右前打を放つ小園(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-9ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島は先発の遠藤が四回に山田に一発を浴びるなど6回2失点で降板。2点ビハインドの七回にはドラフト2位の森が登板も代打・浜田に適時三塁打を浴びた。

 七回に坂倉の7号ソロで再び2点差にするも、八回は菊池保が村上に一発など2失点、九回はルーキーの松本も村上に被弾するなど4失点した。

 連敗で対ヤクルトは8連敗。今季75試合目にして早くも自力優勝の可能性が消滅した。

 佐々岡真司監督は遠藤について「四回、ホームランと2点は取られましたけど、六回まで粘り強く投げたと思います」と評価した。

 村上には11試合で9本塁打を打たれている。

 「ずっと調子がいい中で昨日もね。バッティングがいいからバッテリー間とスコアラーと策は練ってるんでしょうけど、結果、打たれたらそれは読みの方なのか、甘い球なのか、そういうところをしっかりと作戦通り投げてるのかを把握して」

 4番にこれだけ打たれると首位チームにはなかなか勝てない。

 「去年からずっとやられっぱなしで、今年も勝ってないということで選手も悔しいと思いますし、準備しないといけないと思いますし、バッテリー間で後半、打たれる、走られるそういうところはしっかりバッテリーでいろいろ考えないとやっぱり、今のヤクルトにはなかなか立ち向かっていけないと思います」

 悔やまれるのは2点ビハインドの七回、八回の守り。ここを抑えていれば、逆転の可能性も残せたはず。勝ちパターンのリリーフを投入するのは難しい場面だが、ルーキーと2軍から上がってきたばかりの菊池保では結果的に荷が重かった。

 「ビハインドの投手で頑張ってもらわないといけない。勝ちの投手をつぎ込めるかといえば、何でもかんでもつぎ込んだら疲弊してしまうし。今の役割でそこは。ビハインドで勝ちをもっていけるのか、毎回毎回投げたら、連投になる。役割の投手はそこで投げないと。結果出ないなら交代させられる。1軍で結果残さないと」

 菊池保は昇格後、2試合連続で失点となった。

 「推薦は菊池だった。推薦というところ。また考える。結果は結果として。残らなかったら変えていく」

 早くも自力優勝の可能性が消えた。

 「まだ6月というところだが、これだけだけ負けが続くとそうなる。まだ70近く試合がある、数字というよりも、そこはやっていくしかない」

 必死に前を向いた。

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