広島が4連勝で借金完済まであと1 佐々岡監督「また全員でいくだけです」26日は九里が先発

 力投する栗林(撮影・棚橋慶太)
 ヒーローインタビューを終え笑顔でガッツポーズする中村健(撮影・棚橋慶太)
 DeNAに勝利し拍手して選手を出迎える佐々岡監督(撮影・棚橋慶太)
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 「DeNA4-5広島」(25日、横浜スタジアム)

 広島は2点を先取されるが、三回に中村健の適時打などで一挙5点を挙げ逆転。このリードを先発の森下から森浦、栗林とつなぎなんとか逃げ切り4連勝とした。

 佐々岡真司監督は「つないでつないで、八回、九回であと1点取れば、また変わってくるところ。そこまでの形はしっかりできていますけど。あと1本が出れば、こんなに苦しく…。まぁそこを森浦も、栗林も、よく抑えましたし、森下も、ちょっと悪い内容ではあったけど、なんとか同点、逆転を許さないというところというのはさすがだなと」と、振り返った。

 森下は7回で9安打4失点と本来の投球がなりを潜めているものの、約1カ月ぶりの5勝目。「1カ月付いてなくって、このあいだも、あと1人というところでね。ピッチャーというのは一つ勝ちが付けば、またメンタル的にも変わってくるでしょうし、この1勝というのはチームにも当然ですけど、森下にとって大きなものだと思います。結局はきっちりいってないというね。シュート回転で入ったり、カーブというところのキレもあるかもしれませんけど、ちょっと真ん中真ん中というところに集まっているのは確かでしょうね」と、右腕の今後の変身を期待した。

 奪三振も3。昨季までのようにバッタバッタと三振を取るシーンが見られないが「これは毎回そういう風にはいかないと思うし、シーズンも中盤になってくると、春先のようなことはないと思うんで、ここからはプロとしてというか、143試合ある中でうまくやっていかないといけないところはあると思います。その中で6日間というのはしっかりと調整してもらいたいですし、本当に悪くなれば、間を空けるということもありますけど、今はそこまで。そういう存在でもないんでね」と、話した。

 決勝打はルーキーの中村健だった。「いいところで打ってくれましたし、つないでくれたと思います」と称えた一方で「(接戦の展開で)あと1点というところで取れれば、というところでしょう」と、打線にさらなる奮起を求めた。

 最大5まで膨らんだ借金は、あと1まで来た。

 「明日、日曜、また全員でいくだけです」。

 26日は九里が先発する。

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