会沢 今季初本塁打&初3安打 連敗中のカープを鼓舞「また切り替えて」

 「ヤクルト10-6広島」(18日、神宮球場)

 打球が右翼席に吸い込まれると、広島三塁ベンチは大いに盛り上がった。会沢に生まれた待望の一発。本塁打あり、適時打あり。勝利には結びつかなかったが、今季初の3安打に2打点と奮闘した。

 まずは先制された直後の二回1死だ。スアレスの初球150キロを振り抜き右越えソロ。今季初本塁打に「(点を)取られた後の回に、すぐ取り返すことができて良かったです」と振り返った。

 さらに同点の四回無死二塁では、二遊間を破る一時勝ち越しの中前適時打。「最低限、走者を進める気持ちでいった結果、いいところに抜けてくれた」と強引にならないスタンスが奏功した。塁上でのガッツポーズが気迫を物語っていた。

 七回は2点をかえし、なおも2死一、二塁から四球を選んだ。九回も先頭で左前に運んで出塁。それでもチームは敗れた。六回に浴びた逆転弾に「(森下は)六回は球数も多くなっていたけど、粘り強く投げていた。本塁打はバッテリーとしてしっかり反省して、次につなげていきたい」と、扇の要として笑顔はない。それでも下を向いてはいられない。

 「また切り替えてチーム一丸となって、みんなでがんばります」と会沢。貫き通した戦う姿勢が勝利につながると信じ、チームを鼓舞していく。

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