広島2軍 末包“プロ初”4安打 「内容プラス結果を」2軍再調整から1カ月
「ウエスタン、広島10-9中日」(17日、マツダスタジアム)
広島のドラフト6位・末包昇大外野手(26)=大阪ガス=が17日、ウエスタン・中日戦で“プロ初”の4安打を放ち3打点を挙げた。2軍再調整となり間もなく1カ月。タイミングの取り方を試行錯誤しながら、打力向上に励む成果を示した。
打球が右中間を深々と破った。六回1死一、二塁。末包は持ち味のパワーで2点適時二塁打を放つ。「しっかりと押し込めた」。納得の一打に表情が崩れた。
5月23日に出場選手登録を抹消された。2軍では、さまざまなグリップの位置を試すなど、タイミングの取り方に工夫を凝らす。
「しっかりタイミングを取って、トップの位置からスムーズにバットを出せるようにやっている。きょうは少し良い方向に出た」。出場5試合ぶりに放った安打は4本。ようやく出た結果にホッと胸をなで下ろした。
「こういう日をきっかけにして、内容プラス結果を出せるようにしたい」。再び1軍に戻って輝くために、汗を流し続ける。