広島・佐々岡監督 松本起用に「こっちが期待しているということ」十回サヨナラ負け
「楽天1-0広島」(8日、楽天生命パーク宮城)
広島は延長十回にドラフト5位・松本が登板したが、先頭に四球、犠打の1死二塁から浅村に中越え二塁打を打たれサヨナラ負け。交流戦は再び単独最下位に落ち、4シーズン連続での負け越しも決まった。
佐々岡真司監督は7回無失点と好投した先発の遠藤について「よく投げたと思うし、ピンチをつくっても粘り強くゼロで試合をつくってくれた。勝たせてあげたい内容だった」と評価した。
守護神・栗林はセーブシチュエーションの場面まで投入しない方針を採っている。
「ビジターであれば、こっちはそういう風に考えている。十二回になれば同点でもいってもらおうとは思ったけど、それまでは…というところ」
延長十回にルーキー松本を投入した理由については「こっちが期待しているということ」と説明した。
攻撃陣も辛島の前に6回2安打、二塁すら踏めず完ぺきに抑えられた。
「先頭が出ず、出ても2アウトからになって、作戦が取れずにつないでいくしかないという中で相手投手もいろんな球を低めに集めて打たされたというところ」
初めて先頭打者が出塁した六回無死一塁では野間に対して初球バントから強攻策に変更したが中飛に倒れた。
「最初は動かすという考えから、いまの野間の(好調な)状態、2、3番を含めて野間にいろんなことを期待し、つなげてくれるだろうと。転がせばゲッツーはないといろんな考えがあった」
交流戦はいまだ本塁打なしの状況。つなぐ攻撃を展開するしかない。
「そういう野球をやっている中でなかなか点は取れないけど、また明日」
9日は九里が先発する。