広島は５日、大瀬良大地投手（３０）、西川龍馬外野手（２７）の出場選手登録を抹消した。

　今季１０試合に登板し５勝３敗、防御率３・６５の大瀬良。交流戦に入り５月２７日のソフトバンク戦は５回５失点、３日のオリックス戦は５回４失点でいずれも敗戦投手となっていた。

　３日の試合後には「全体的にやっぱりいい時のボールではないのかなと。（打者の）反応を見てても思うので」と話していた。佐々岡監督もこの日、「精度というものを調整して上げてもらいたい」と話しており、今回の抹消期間を再調整に充てる狙いがある。

　西川は２日の日本ハム戦で左足首を痛めており、その後の２試合は出場を控えていた。ここまで５５試合に出場し、リーグトップの６７安打を放って打率・２９４、５本塁打、３０打点と打線をけん引してきた。蔦木トレーナーは「引きずるより一回治して」と、完治の優先と説明。佐々岡監督も「完璧になって（復帰を）」と同調した。

　交流戦４カードを終え３勝９敗と苦境に立つ広島。残り６試合は投打の中心選手を欠いての戦いとなる。しかし、まだ勝率５割。西川も重症ではなさそうとの情報もある。ここを踏ん張り、万全となった２人の復帰からレギュラーシーズンでの再ダッシュにつなげたい。