カープ・マクブルーム 会心のV撃 4番の仕事やってのけた!左翼線へ2点二塁打

 お立ち台で笑顔を見せるマクブルーム(左)と遠藤
 5回、左翼線へ勝ち越しの2点適時二塁打を放つマクブルーム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島5-2ロッテ」(25日、マツダスタジアム)

 大きな拍手を背中いっぱいに浴びた広島・マクブルーム内野手が、ナインの声に応えた。二塁塁上。胸を張り、高々と両手を突き上げる。チームを勝利に導く決勝打。4番としての仕事をやってのけた。

 「交流戦の初勝利を自分のバットで決めることができて本当にうれしい」

 1-1の五回2死一、二塁で初球を振り抜いた。「走者が出ると投手は投げにくくなり、的を絞りやすくなる」。三塁・安田が一歩も動けない鋭い打球は、三塁線を破る勝ち越しの2点適時二塁打になった。

 三回にも右中間へ二塁打を放ち、この日は2安打2打点。打率は3割目前の・297で、28打点はチーム2位タイだ。朝山打撃コーチは「優良な助っ人。何でもできる」と目尻を下げた。

 広島は梅雨前で、ジメジメとした暑さが襲ってきた。独特の季節に苦しむ選手もいた。それでも助っ人は「湿気のある場所でもやっているし、そういう場所の方が良い」ときっぱり。大事な夏場の戦いへ期待は膨らむ。

 交流戦最初のカードとなったロッテ戦は1勝1敗。第3戦を勝利で飾ればチームは勢いに乗る。「どんな投手が出てきても初見の投手。野球をやっている以上、同じような形でやってく」。マクブルームの力強い言葉が頼もしい。

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