カープ松山 コロナ陽性で戦線離脱 他の1軍選手&スタッフ陰性も曽根は自主隔離

 広島は15日、松山竜平外野手(36)が新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたと発表した。チームは同日、1軍選手、スタッフら計65人を対象にPCR検査を行い、全員の陰性が確認されたことも発表。なお曽根海成内野手(26)とスタッフ1人に濃厚接触の疑いがあるため、2人は自主隔離中。16日からの中日戦は予定通り実施される。

 午前10時からマツダスタジアムで始まった練習の光景が、普段と明らかに違っていた。この日は全体練習ではなく、首脳陣からピックアップされた投手と野手が参加する形。だが、グラウンドに姿を見せた野手は数名程度だった。投手では大瀬良、森下らの先発陣に加え中継ぎ陣らの姿があったものの、何らかの異変を感じさせる空気が漂っていた。

 球団はその後、松山が陽性判定を受けたことを発表。松山は15日に38・5度の発熱と倦怠(けんたい)感を訴えて、PCR検査を受診し陽性が判明した。それを受けて1軍は首脳陣、選手、スタッフ計65人にPCR検査を実施したところ、全員の陰性が確認された。なお、曽根と1人のスタッフには濃厚接触の疑いがあるため、2人は現在自主隔離しているという。

 この日の練習は開始から1時間を待たずに終了。球場内ではマスクを着用してランニングする選手の姿もあった中、本塁に用意されていた打撃ケージも速やかに撤収された。報道陣の対面取材も禁止され、球場全体が物々しい空気に包まれた。

 球団は「引き続き感染対策を徹底し、予定通り活動を継続いたします」としており、16日からの中日2連戦を開催予定。チーム一丸で白星をつかみ取る。

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