広島・マクブルーム 1軍初昇格 あるぞ!いきなり「6番・左翼」新助っ人準備OK

 1軍昇格が決まったマクブルーム 
 ポイントゲッターとして期待がかかるマクブルーム
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 広島の新外国人、ライアン・マクブルーム内野手(29)=前ロイヤルズ=が、本拠地開幕戦となる29日の阪神戦(マツダ)で1軍に初昇格することが28日、決まった。「6番・左翼」でいきなりデビューする可能性もあり、期待は高まる。2軍戦に3試合出場して準備を整えてきた新助っ人が、チームを開幕4連勝へ導く。

 波に乗るチームに、頼もしいピースが加わる。開幕3連勝を決めて、29日からは本拠地で阪神3連戦。大型連勝を狙う中、いよいよマクブルームが1軍にやってくる。29日に昇格し「6番・左翼」で即スタメンの可能性が浮上した。

 29日に先発する九里はオープン戦で坂倉、磯村、持丸とバッテリーを組んできた。昨季先発した25試合のうち、坂倉とは20試合でコンビを組んでおり、同戦は坂倉の先発マスクが濃厚だ。それを受け開幕から2試合続けて6番に入った会沢がベンチスタート。マクブルームには、ポイントゲッターとしての役割に期待がかかる。

 左翼に就き、三塁に好調の上本、西川が中堅に回る布陣になりそうだ。2軍では一塁と左翼を守り、準備は万端。「4番・左翼」で先発出場した27日のオリックス戦では四回1死で、西野の左翼線への飛球をダイビング捕球。積極果敢なプレーが光った。「活気のあるプレーができれば」と話し、投手をもり立てる姿勢を1軍でも示していく。

 24日のウエスタン・ソフトバンク戦(由宇)で実戦デビューし、翌25日の同・オリックス戦(杉本商事BS)では“来日初本塁打”を放った。六回先頭で吉田凌の143キロ直球を完璧に捉えた一打だった。打席でのスタンスについて本人は「しっかり芯で捉えること。ボール球には手を出さず、四球を選ぶ。そういうことをやっている」と明かした。

 2軍戦3試合出場して、11打席で9打数1安打1打点ながら、捉えた打球が野手の正面を突く場面もあった。ボールを見極めて四球を選び、凡打でも10球粘るなど内容の濃い打席を重ねた。

 チームは4年ぶりに開幕3連勝で、27日は九回2死から1点差をひっくり返して逆転勝ち。投打がかみ合った好循環。そこに新助っ人の活躍が加われば、さらにチームの勢いは加速していく。「どんな形でも、チームに勝ちが付くように攻撃でも守備でも貢献したい」とマクブルーム。開幕4連勝へ、背番号10が新たな風を吹き込む。

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