広島の大道温貴投手（２３）が２４日、２年目のシーズンを前に自主トレでつかんだ手応えを語った。大瀬良、森下らと６～１９日まで行った沖縄合同自主トレでは、走り込みを中心に下半身をいじめ抜いた。その結果「体重が増え、体脂肪も落ちずに筋肉量が増えた。全てにおいて、いい状態」。合同自主トレ前に約７６キロだった体重は現在、８１キロまで増えた。

　大瀬良とともに自主トレを行ったのは今回が初。エースとの練習では「心技体、全て」が学びになったと振り返る。投球面では「キャッチボールを丁寧に行うことと、下半身の使い方を学んで、できるだけ軽い投げ方で強く投げることを課題にやっていた」と明かした。

　軽く投げているように見えて球自体に力強さがある、森下のような投げ方を参考にしていく考え。「僕は力を入れながら力を出すタイプ。（森下投手は）“力を抜きながら、力を出す”」と適度に力を抜いた投げ方の習得を目指していく。

　昨季は中継ぎで開幕を迎え、シーズン途中に先発転向。今季は先発、中継ぎと役割は問わず、１軍舞台で活躍することを第一目標に掲げる。「どこでもいいので１軍で投げたい」と、２年目のさらなる飛躍を誓った。