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広島・会沢 己に勝つ V奪還へ恒例護摩行で闘志点火「やってやるぞという気持ちに」

 広島の会沢翼捕手(33)が9日、鹿児島市内の最福寺で堂林翔太内野手(30)と恒例の護摩行に臨んだ。昨季はケガの影響で出場選手登録を2度抹消されるなど、不本意なシーズンだった。6年連続6度目の荒行では決意新たに「己に勝つ」ことを宣言。チームとしても、個人としても、優勝を最大の目標に定めた。

 顔をしかめ、叫ぶように会沢は読経した。燃えさかる炎と向き合い、まばたきを何度も繰り返した90分間。6年連続6度目の護摩行は、新たな戦いに向けた決意を固める貴重な時間になった。

 「苦しいですし、しんどかったですね。心が締まります。今年はやってやるぞという気持ちになりました」と心のスイッチを切り替えた。

 およそ1600本の護摩木が投入され、最高で炎の高さが3メートルに達する荒行。声を張り上げながら、自分という“壁”を乗り越える覚悟を決めた。

 「プロ野球選手は試合に出ないといけない。自分に負けず、そういう気持ちを持って」

 長丁場のペナントレースでは必ず、好不調の波が訪れる。その時に生きるのが過酷な護摩行。「何年やっても苦しいし、また新たにやってやるんだという気持ちになる。自分に負けそうになった時に『もう一歩、一歩』と気付かせてくれる」と実感を込めた。

 昨季は5月に下半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消され、6月15日の西武戦(マツダ)では守備時に左足を負傷。東京五輪野球日本代表の辞退を余儀なくされた。70試合の出場にとどまり、打率・256、3本塁打で22打点。歯がゆさも、悔しさも経験した。

 だからこそ、今年の護摩行は例年以上に思いが強くなった。自身のこと以上に願ったのはチームのこと。「チームのことしかないと思いますし、佐々岡監督を胴上げできるようにやっていくだけ」と言い切った。個人目標とチーム目標は一致。チームの歯車になることが、自身の成績につながると信じている。

 例年同様、最福寺の池口恵観宿老からは、宮本武蔵が達した境地で、目的、やるべきことを見失わずに励むことを意味する「万里一空」という四字熟語を授けられた。

 目指すは4年ぶりのV奪還。「チームがずっと悔しい思いをしているし、みんなの口から悔しいと出ている。優勝に向かって一丸となってやっていきたい」とナインの思いを代弁した。己に打ち勝ち、最前線でチームを鼓舞していく。

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