広島ドラ2・森 背番号16に責任感 先発で勝負「大瀬良さんが目標」

 広島は10日、広島市内のホテルで育成を含む新人11選手の入団発表会見を行った。

 背負う数字を見て、責任感が強まった。落ち着いた口調の中に、決意がにじむ。ドラフト2位・森翔平投手(23)=三菱重工West=の背番号は「16」に決定。「非常に、良い番号をもらったと思う。『16番といえば森』と言ってもらえる投手になりたい」と“自分色”に染め上げることに意欲を示した。

 背番号10番台は、チームからの期待の表れ。今季までは中継ぎエースとして3連覇を支えた今村が12年間、背負った。かつては安仁屋宗八氏、いずれも新人王を獲得した長冨浩志氏、山内泰之氏らが付けた。マウンドでの活躍を通じて、「16」を自身の代名詞にしていく。

 直球に加え、チェンジアップとカーブをアクセントにして投球を組み立てるのが持ち味。「淡々と投げるところが自分のスタイル。プロでも緩急を使っていくところを発揮できれば」とイメージを膨らませた。

 社会人時代はエースとしてチームをけん引した。「どこでもやりたいと思っています」と話しつつも、内に秘めた思いを口にした。「やっぱり先発をやりたい。先発を狙いにいかず、中継ぎとは言えない。(最初から中継ぎというのは)ダメな世界だと思う」。生半可な気持ちでは、勝ち残れないのがプロだと自覚する。だからこそ、激しい競争に身を投じて1軍のマウンドを目指していく。

 理想の投手像は、勝てる投手。「大瀬良さんのような勝てる投手が目標。先輩方から後輩まで、いいところを吸収して引っ張っていけるような投手になりたい」と、頼もしく誓った。鳥取県出身で、故郷にはカープファンも多い。「広島を盛り上げられるように、頑張ります」。背番号16のルーキーが、広島の街を熱気に包み込む。

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