広島ドラ6・末包 屈辱の4打席4三振で都市対抗終戦 借りはプロで返す!

 「都市対抗野球・2回戦、JFE東日本1-0大阪ガス」(5日、東京ドーム)

 広島からドラフト6位指名された末包(すえかね)昇大外野手(25)=大阪ガス=が5日、都市対抗野球2回戦・JFE東日本戦に「4番・右翼」でフル出場するも4打数無安打4三振に終わった。今夏の日本選手権との2冠達成はならず、主砲は悔しさを糧にプロでの活躍を誓った。また広島からドラフト2位で指名された森翔平投手(23)=三菱重工West=は登板機会がなく、東京ガスに1-5で敗れた。

 末包のバットから快音は響かなかった。バックスクリーンに豪快な先制ソロをたたき込んだ2日の1回戦・伏木海陸運送戦から一転、この日は自慢の長打力が鳴りを潜めた。「1打席目で苦手な投手だと思ってしまった。悪いイメージのまま、ずるずるといってしまい、修正できなかった」と肩を落とした。

 先頭の二回に三振。三回2死満塁の先制機でも三振に倒れるなど、結局4打席全て外角へ逃げるスライダーを振らされ、屈辱の4打席連続三振を喫した。4番としての責務を果たせず、「ボール球を振らされた」と唇をかんだ。

 チームは惜敗。日本選手権との2冠はならなかったが、主砲はプロ野球という夢舞台へ、この借りを返すべく歩を進める。前田孝介監督(51)は「ここでの悔しい思いを晴らせてもらえたら」とエールを送った。

 「プロでも打てない日は必ずある。切り替えて、打てるように努力したい。このメンバーでなければ、プロ野球選手になれなかった。社会人野球で成長でき、楽しい時間を過ごせた。活躍した姿を見せ、日本を代表する選手になりたい」。周りへの感謝を述べた右の長距離砲が、来季からは赤いユニホームを身にまとい、頂点を目指していく。

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