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広島、大逆転CS夢散 3年連続Bクラス確定 佐々岡監督「最後まで良い試合を」

 引き分けで終わり、スタンドのファンへあいさつする佐々岡監督(左端)ら広島ナイン
 ベンチから戦況を見守る佐々岡監督
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 「広島1-1阪神」(23日、マツダスタジアム)

 広島のCS進出の可能性が消滅した。この日3位の巨人がヤクルトに勝利したことで広島が勝率で上回れなくなり、3年連続でのBクラスが決定。今季は最下位に低迷した時期もあったが、最大15あった巨人とのゲーム差を一時は2・5まで縮める猛追を見せた。あと一歩届かなかった悔しさを糧に、来季こそ巻き返す。

 大逆転の道が途絶えた。デーゲームで3位・巨人がヤクルトから白星をもぎ取った。ナイターの広島は試合開始前の時点で、残り5試合を全勝しても勝率で上回れないことが決定。3年連続でのBクラスとなり、佐々岡監督は現実を受け止め言葉を紡いだ。

 「CS、優勝を目指してやってきた1年間がBクラス。僕の力不足だったし、厳しい戦いがあった中で、昨年に続いてのBクラス。ファンのみなさんに申し訳ない」

 巨人とのゲーム差は最大15あった。諦めずに戦い、一つ一つ勝利を重ねた。シーズン終盤に大きく失速した巨人とは対照的に2度の6連勝。それでもあと一歩届かず、3年ぶりのCS出場を逃した。

 山があり谷があった。前半戦、攻撃陣はあと一本が出なかった。1点が遠いことでベンチは送りバントを多用。たたみ掛けられる場面でも堅実な作戦を執り、一気に流れを呼び込めない印象を与えた。投手陣は「勝利の方程式」を固められない。守護神・栗林へつなぐセットアッパーが決まらなかった。

 不運もあった。5月中旬からチーム内で新型コロナウイルスの陽性者が出たことで戦力が限られた。「全員でガタンときた」と河田ヘッド。その状態で突入した交流戦は、3勝12敗3分けと大きく負け越し。結果的には痛かった。

 苦しいチーム事情の中、光はあった。坂倉、小園、林ら若武者が試合経験を積みながら成長。自らの手で定位置を勝ち取った。投手では玉村がローテを守り、高卒2年目では前田健太以来の100投球回をクリアした。河田ヘッドは「彼らに救われたところは非常に大きい」と話した。若鯉の台頭は来季の巻き返しを目指すチームにとっては頼もしい。

 4位が確定しても戦いは続く。佐々岡監督は「若手が出てきた中での9、10月は本当に良い戦いができた。力がついてきていると思いますし、残り4試合、同じ気持ちでファンに最後まで良い試合を見せるつもりでプロとしてやっていきたい」と前を向いた。目の前の結果にこだわりながらも、来季につながる戦いも求めていかなければならない。

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