大敗の広島・佐々岡監督「本当にきょうは九里 7失点でゲームは終わった」
「広島0-13巨人」(22日、マツダスタジアム)
先発した広島の九里亜蓮投手(30)は6安打7失点(自責5)。今季最短の2回2/3でKOされ、プロ初となる10勝目とはならなかった。7敗目を喫した右腕は「試合を作ることができず、中継ぎ投手とチームに迷惑を掛けてしまい申し訳ないです」と肩を落とした。
初回1死二、三塁から岡本和に先制の2点中前適時打。三回は坂本の適時打で追加点を奪われるとなお、1死満塁から中田に押し出しの四球を与えるなど計4四球と乱調。一挙に5点を失った。
今季、巨人戦は5試合に登板。4勝1敗、防御率1・43と好相性を誇っていたが、この日は精彩を欠いた。佐々岡監督は「本当にきょうは九里。三回持たず、7失点でゲームが終わった。中継ぎ陣を連戦の中で注ぎ込まないといけなかった。四球絡みで不利なカウントから甘い球を打たれたと思う。今日はそこに尽きる」と厳しい表情だった。