広島・鈴木誠は7戦連発ならず 申告敬遠にはブーイングも

 「広島1-4阪神」(10日、マツダスタジアム)

 広島・鈴木誠也外野手は2打数無安打で終え、7試合連続本塁打の日本記録に並ぶことはできなかった。

 初回1死一、三塁で四球。三回2死一塁は遊ゴロに倒れた。五回2死二、三塁の好機では、一塁が空いていたため阪神ベンチが申告敬遠を選択した。勝負を避けられたため、スタンドからはブーイングが上がった。

 この日最後の打席となった七回2死一塁では及川の3球目を打って三ゴロ。チームも敗れ、本人は試合後「負けたので、仕方ないです」と唇をかんだ。

 朝山打撃コーチは申告敬遠の場面に「仕方ないよね」と受け止め「きょうは浮いた球を仕留められるかというところで、向こうが一枚上だった。また切り替えて、あしたやってほしい」と背中を押した。

 鈴木誠は3日のヤクルト戦で20号ソロを放って以降、量産体制に入った。4日の同戦から、前日9日の中日戦まで本塁打を放った。6試合連続本塁打はランス(87年)、新井(95年)に並ぶ球団タイ記録だった。

 日本記録は王(72年)、バース(86年)が持つ、7試合連続本塁打。

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