広島 好投3勝目の床田に佐々岡監督「腕の振りが良くなっている」下位打線にも手応え
「ヤクルト1-6広島」(5日、東京ドーム)
広島は、投打がかみ合ってヤクルト3連戦を勝ち越した。佐々岡監督は7回1失点の好投で3勝目の床田の腕の振りに注目。4の4、4打点、1本塁打と大活躍の菊池涼の状態も「良くなった」と語った。
先発した床田は初回2死一、二塁でオスナを空振り三振。ピンチを切り抜けると尻上がりに調子を上げた。七回に1失点したものの、その後を切り抜け7回4安打1失点で3勝目を手にした。後半戦は2戦2勝で、先発ローテの座をがっちり守った。
攻撃陣は長短打を織り交ぜ11安打で6点を奪った。二回に鈴木誠がチームを勢いづける22号ソロ。同一カード3連戦3連発は16年6月17~19日のオリックス戦以来だ。同戦は、緒方前監督が神がかり的な活躍を「神ってる」と表現した戦いだった。
菊池涼が4安打4打点を挙げ、坂倉も2安打を記録した。坂倉は自身初の規定打席到達が目前。7日・中日戦で4打席に立てば到達する。
試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。
-床田が好投した。
「前回から腕の振りが良くなっている。前回よりも変化球はちょっと(いまひとつ)だったけど、腕が振れている分、切れが良かったし空振りが取れる。低めにも集まっていた」
-鈴木誠が3試合連続で本塁打を放った。
「そこからの2点だからね。中押しでも(菊池涼の)効果的な一発が出た。効果的なタイムリーもあったし、(鈴木誠の本塁打で)良い流れになったというのがあった」
-菊池涼の4打点も頼もしい。
「誠也と坂倉の調子が良いので、そこでつながる。その中で7番の菊池が本当に復調して状態が良くなった。一発もあったし、下位打線で点が取れるのは大きい」