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広島・誠也6年連続20号!球団史上5人目快挙!山本浩二氏らに肩並べた

 8回、ソロを放つ鈴木誠(撮影・高石航平)
 8回、20号ソロを放ち、ナインに迎えられる(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト3-1広島」(3日、東京ドーム)

 広島・鈴木誠也外野手(27)が球団史に名を刻んだ。八回に今季20号ソロを放ち、2016年から6年連続で20本塁打を達成。衣笠祥雄と山本浩二の13年、金本知憲の8年、江藤智の7年に次ぐ球団史上5人目の快挙となった。だが主砲の一撃も空砲に終わり、3安打猛打賞の奮闘も実らずチームはカード初戦を落とした。

 甲高い打球音が球場全体に響き渡ると、白球はあっという間にフェンスを越えた。バットを振り上げると、鈴木誠は本塁打を確信した。静かにダイヤモンドを一周。笑顔はない。敗戦の中、6年連続20本塁打を達成し、赤ヘル打線の歴史を紡いできた強打者たちに肩を並べた。

 3点を追う八回2死。カウント3-1からヤクルト4番手・清水の150キロ直球を、ものの見事に捉えた。グングン加速した打球は、左中間スタンド上段へ突き刺さった。衣笠祥雄、山本浩二、江藤智、金本知憲と歴代スラッガーに次ぐ金字塔。本人は「すごい先輩方に並べたことは、うれしいです。チームが勝てるように、また頑張りたいです」と謙虚に振り返った。

 8月29日・阪神戦以来4試合ぶりの一発。好調を維持していた中で迎えた前カードのDeNA3連戦では9打数無安打と本来の姿を発揮できなかった。この日もチームは七回まで無得点。たまった鬱憤(うっぷん)を、一振りで晴らした。

 自身の打撃の原点は小学校高学年の頃。父の知人が町工場を営んでおり、鉄の棒を作成してくれた。長さ75センチ、重さは約1キロ。小学生にしてはかなり重く、その棒でゴルフボールを打つ練習に励んだ。正確に捉えなければ、どこに飛ぶか分からない。細い棒で小さいボールを打ち、ボールを最後まで見て芯で打つ。その感覚を幼少期の体に染み込ませたことが、卓越した打撃力を支えている。

 この日は初回2死一塁の第1打席、六回1死の第3打席でいずれも中前打を放って7試合ぶりの3安打猛打賞。佐々岡監督は「しっかり入っていけたと思う」と敗戦の中で、4番の奮闘を評価した。

 後半戦に入り、試合前の打撃練習ではスタッフに動画撮影を頼んで、その都度自身のフォームを確認する日もある。試行錯誤を重ね、理想を追求する姿勢が今を支えている。チームは2カード連続でカード初戦を落として、借金14。低迷するチームを、大黒柱が懸命に鼓舞していく。

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