広島・会沢 復帰戦で大きな拍手に「鳥肌が立った」完封勝利に導く
「広島5-0阪神」(29日、マツダスタジアム)
広島の会沢翼捕手が、復帰戦でチームを完封勝利に導いた。
6月15日の西武戦で右ふくらはぎを故障。翌16日に出場選手登録を抹消された。内定していた東京五輪の侍ジャパンも負傷により辞退した。
この日は「6番・捕手」でスタメン出場した。3点を奪って迎えた初回2死。復帰後、初打席に向かう会沢にスタンドから大きな拍手が送られた。
「ちょっとウルっとくるようなね、すごく鳥肌がたった。すごくうれしかったですし、やっぱり野球ファンあってのプロ野球だなと思いました」
直後に鯉党の期待に応える。右中間を破る二塁打を放ってみせた。
九回までマスクを被り床田、森浦、塹江、島内をリード。完封リレーの道をつくった。チームは首位・阪神を相手に3連勝し、連勝を4に伸ばした。「その前々からみんながいい試合をしてくれていたので、良い流れで入ることができた」。頼もしい正捕手がグラウンドに帰ってきた。