広島・堂林 プリンス12年目の原点回帰 打率・178「1軍でもがいて」

 広島の堂林翔太内野手(30)が23日、1軍生き残りを誓った。20日のヤクルト戦から再昇格したが、2試合で3打数無安打。プロ12年目の今季は打率・178と不振に陥っている。打撃では基本に立ち返ることをテーマに掲げた鯉のプリンス。V字回復を見せた昨年のような打力で復活を目指す。

 泥くさく懸命にバットを振っている堂林が、1軍生き残りに向けて原点回帰を誓った。「今は基本に立ち返ることがベストだと思う。まずはしっかり打ちにいくというか、打席への入りを意識していきたい」と意気込んだ。

 昨季は8年ぶりに規定打席に到達し、キャリアハイとなる打率・279、58打点、最多タイの14本塁打をマークした。しかし、「今年は最初から昨年と同じやり方でシーズンに入った結果、こういう形になってしまった」。開幕1軍はつかんだが、思うような結果を残すことができなかった。三塁を争う林の台頭もあり、徐々に出場機会が減少。6月21日に無念の降格となった。

 それでも、「状態も上向きになって、アウトの内容も良くなった」。2軍では打率・282、4本塁打、12打点。8月20日のヤクルト戦で再昇格を果たし、即スタメン出場。2打数無安打に終わったが、好調時の感覚を徐々に取り戻しているという。

 今は打力アップに取り組む。「昨年と違ったものを見つけないといけない。1軍でもがいて、結果を出せるようにしたい」。ここまで46試合の出場で打率・178、0本塁打、4打点。シーズン最後まで1軍に食らいつくため、意地を見せて復活を遂げていく。

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