広島 最下位転落 16安打を浴びる投壊

8回、空振り三振に倒れて悔しさをにじませてベンチへ引き揚げる鈴木誠。左奥は坂倉(撮影・立川洋一郎)
8回、空振り三振に倒れて悔しさをにじませてベンチへ引き揚げる鈴木誠(撮影・立川洋一郎)
選手の交代を告げてベンチへ戻る佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
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 「広島3-8ヤクルト」(21日、マツダスタジアム)

 広島は今季ワーストタイの16安打を浴びる投壊で、ヤクルトに大敗。デーゲームでDeNAが勝ったため、最下位に転落した。

 先発・大道がツバメ打線に捕まった。初回無死二、三塁から山田の中前適時打で先制点を献上。1点リードの四回は無死二塁からサンタナに逆転2ランを浴び、五回も無死一、三塁から村上に右中間へ2点適時二塁打。1アウトも取れず、無念の降板となった。

 プロ入りワーストの9安打で4回0/3を5失点。前回登板した15日・阪神戦も3回2失点で降板しており、2戦連続KOとなった。

 攻撃陣も相手を完全に攻め切れず3得点。9安打を集めながら、2本の犠飛と相手の暴投による得点のみに終わった。五回表を終えて3点を追う攻撃前には14分間の中断、六、七回を無失点に封じて自軍に流れが傾きかけたところで七回の攻撃前に再び59分間の中断。計1時間13分間、降雨で水を差され、ツキもなかった。

 投手陣が三者凡退のイニングをつくったのは六回の1イニングのみ。被安打16は今季ワーストの3度目で14日・阪神戦以来。最後まで球場で試合を見つめた地元ファンの期待に応えられず、本拠地での連勝も5でストップした。

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