「広島－ヤクルト」（２０日、マツダスタジアム）

　広島の菊池涼介内野手が反撃ののろしを上げる一発を放った。

　４点ビハインドの先頭で迎えた六回。先発・田口のスライダーを完璧に捉え、左翼席に運んだ。８号ソロに「まず１点返すことができて良かったです」と話した。

　続く代打・中村奨、野間の連続安打で無死一、二塁とすると長野の遊ゴロを遊撃の元山が一塁へ悪送球。ボールが転々とする間に１点を奪った。

　なお、一、三塁から打席には小園。「チャンスだったので初球から積極的に打ちにいきました。いい形で後ろにつなぐことができました」と振り返る中前適時打。一、二塁から２番手・大下に対し鈴木誠が三塁強襲の左前適時打で同点とし、１死二、三塁から代打・松山の犠飛で勝ち越しに成功した。松山は「小園がよく走ってくれました。逆転につながって良かったです」と話した。

　この回打者９人の猛攻で一挙５点を奪い、試合をひっくり返した。