広島・佐々岡監督 21回連続0得点の打線奮起求め「コロコロ変えたくはない」

 「中日3-0広島」(17日、バンテリンドーム)

 力投した森下を見殺しにしてしまった。走者を出しながらも一向に得点が入らない…。そのもどかしさに三塁側を赤く染めた鯉党からはため息が充満した。2試合連続、今季10度目の完封負けを喫した広島の佐々岡監督は「打線が活発にならないと雰囲気も重くなる。森下が頑張っていただけに何とか点を取ってやりたかった」と嘆いた。

 初回2死一、二塁と先制のチャンスを作るも坂倉が投ゴロ。三回は1死から野間が右翼フェンス直撃の二塁打で好機を演出するも菊池涼が見逃し三振。続く小園が二遊間へ鋭い打球を放つも二塁・溝脇の好守に阻まれた。

 先発の福谷とは今季3試合対戦し、2勝0敗と好相性だったが、「ツーシームが決まり出すと、そう簡単ではない。コーナーにうまく使われた」と朝山打撃コーチ。右腕の変幻自在な投球に翻弄(ほんろう)された。

 これで14日の阪神戦で六回に得点を挙げて以降、21イニング連続無得点。打線に元気がなく、前半戦の課題でもあった得点力不足が依然として深刻だ。

 それでも「(打線は)そんなにコロコロ変えたくはない。何とか奮起してもらいたい」と必死に言葉を紡いだ指揮官。次こそは打線がつながりを見せ、負の連鎖を止める。

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