広島・小園で再浮上だ エキシビ初猛打ショー&2打点 後半戦も3番任せろ! 

 「エキシビションマッチ、広島8-2ソフトバンク」(9日、マツダスタジアム)

 広島の小園海斗内野手(21)が9日、エキシビションマッチ・ソフトバンク戦で3安打2打点と躍動した。三回に中前打。四回に左翼線を破る適時三塁打を放つと、八回にも中前適時打。前半戦は打率・326と数字を残した若武者が後半戦も3番を担い、チームを浮上させる。

 グラウンドで躍動する姿が日に日に頼もしく映る。3安打2打点の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した小園は「ここまでは1試合1本だったので、今後も貪欲に打っていきたい」とうなずいた。

 ハイライトは四回だ。2死一塁のフルカウントから「しっかりと捉えることができた」と、外角高めのフォークにうまくバットを合わせた。打球は左翼線を破る適時打となり、快足を飛ばして一気に三塁を陥れた。

 三回に中前打で好機を演出しており、八回2死三塁でも中前適時打。3安打の固め打ちで存在感を示した。「センター中心を基本としている。思い通りに打てていると思う」と手応えを示した。これで6試合連続安打。エキシビションマッチは31打数10安打、打率・323と好調を維持しており、後半戦も引き続き3番を担っていくことが濃厚だ。

 今季は開幕1軍は逃したものの、4月下旬に今季初昇格を果たすとメキメキと頭角を現した。正遊撃手・田中広の不振もあり、レギュラーに定着。6月13日のオリックス戦からは3番に座り、主軸を担った。ここまで52試合に出場し、打率・326、1本塁打、19打点。ルーキーイヤーに記録した16打点を既に超え、同年の58試合出場も今月中に上回る見込みだ。

 プロ3年目で初となる規定打席到達にも意欲を示している。到達にはあと235打席が必要。1試合4打席計算で、到達は141試合目となる。難しさはあるが、好不調の波を抑えて結果を残していけば、到達可能な数字ではある。「試合に出ている証しだと思う。到達できればいい」と意気込んだ。

 東京五輪で侍ジャパンが優勝したことも刺激になった。「すごいですし、自分も代表のトッププレーヤーになれるように頑張っていきたい」と闘志を燃やした若武者。13日の阪神戦から後半戦がスタートする。小園が借金12からの巻き返しの立役者となり、打線をけん引していく。

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