広島・野間「とにかく食らいついていく気持ちでいった結果」山口の“ノーノー”を砕く決勝弾

 8回、先制ソロを放った野間を迎える菊池涼ら広島ナイン(撮影・佐藤厚)
 打のヒーロー・野間(右から2人目)を迎える九里(中)=撮影・佐藤厚
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 「巨人0-1広島」(30日、東京ドーム)

 広島・野間峻祥外野手(28)が、自身2年ぶりとなる決勝の今季1号ソロを放ってチームを勝利へ導いた。

 八回1死で巨人先発・山口の149キロ直球を振り抜き、右翼スタンドへ突き刺した。相手右腕の無安打投球に終止符を打ち「とにかく食らい付いていく気持ちでいった結果、しっかり捉えることができて良かった」と納得顔を浮かべた。

 2019年7月26日・ヤクルト戦(神宮)以来の一発。ベンチでは仲間が盛大な祝福で出迎え、佐々岡監督も「まさかホームランとは思いませんでしたが、調子がいい証拠だと思います」とたたえた。

 敗れるか、引き分けで自力優勝の可能性が消滅する一戦でチームを救った野間は「勝つために、みんなが一緒の方向を向いて(プレーを)できれば一番だと思う。若い選手も多いし、僕ら中堅どころの選手が、そういう姿勢で頑張っていけば」と力強く誓った。

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