広島8日ぶり試合は粘って引き分け 坂倉が3安打&同点犠飛 西武も苦しい中で奮闘

7回、同点に追いつく右犠飛を放つ広島・坂倉=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
1回、西武・山川に先制の2点適時二塁打を打たれた広島・床田。左は生還する二走の西武・中村=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
9回表に登板して無失点に抑え、ナインの出迎えを受ける広島・栗林=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島4-4西武」(27日、マツダスタジアム)

 8日ぶりの公式戦となった広島が交流戦初戦を引き分けで終えた。

 菊池涼、鈴木誠といった顔ぶれがまだ復帰できていない中、試合再開と交流戦初戦を迎えた。初回に山川の2点適時打などで3点を失い、二回には若林の2号ソロが出て4点差をつけられた。先発の床田は3回4失点と、試合を作れなかった。

 しかしここから、二回に坂倉が適時打で1点を、六回に安部の適時打などで2点を返し、七回には1死一、三塁で坂倉が犠飛を放ち、同点に追いついた。

 坂倉はこの試合3安打猛打賞を記録。コロナ禍に見舞われるチームにあって、若き扇の要が奮闘を見せている。

 九回は栗林が抑え、連続無失点試合を18に伸ばしたが、サヨナラ勝ちはならなかった。

 西武も試合直前に源田の新型コロナウイルス陽性が判明し、球団独自にベンチを外れる判断をした7選手を含め計8人が欠場という苦しい状況で奮闘。先発がベンチを外れたうちの1人であるニールからダーモディに変更され、野手の控えは2人のみという事態で戦い抜いた。

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