広島・誠也「僕だけの力ではない」江藤に次ぐ球団年少記録の150号

 5回、鈴木誠が通算150本塁打を放つ(撮影・堀内翔)
 8回、2ランを放った西川(63)を迎える鈴木誠(撮影・堀内翔)
 5回、通算150本塁打を放ちベンチで迎えられる鈴木誠(撮影・堀内翔)
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 「巨人3-6広島」(24日、東京ドーム)

 広島・鈴木誠也外野手(26)が2試合連続となる逆転の6号2ランを放ち、史上177人目の通算150本塁打を達成した。26歳8カ月での到達は、球団では1996年の江藤智の26歳2カ月に次いで2番目の年少記録となった。

 1点を追う五回無死一塁で戸郷の直球を完璧に捉え、打った瞬間に本塁打を確信する打球は左翼スタンド上段へ。節目の150号に「試合に出してもらっているからこそなので、僕だけの力ではない」と起用してくれた首脳陣をはじめ、周囲への感謝を口にした。

 1点リードの八回には、西川が6日・ヤクルト戦以来の4号2ラン。ビエイラの159キロ速球を左翼スタンドへ運んだ。「速い球に合わせながら、何とかバットに当てようと思って打ちに行った」。昨年プロ入り初の4番に座り、今季は2試合目。前日は1点を追う八回1死一、二塁で二ゴロ併殺打に凡退していたが“4番初アーチ”で勝利を引き寄せた。

 佐々岡監督は「誠也の一発から、いい流れでゲームができた。西川が『ここぞ』というところでホームランを打ってくれて、すごく大きな一発だった」と中軸2人をたたえた。

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