広島・森下がヤクルト戦初黒星 石原慶幸氏が指摘「バッテリー間に微妙なズレを感じた」
「ヤクルト2-1広島」(20日、マツダスタジアム)
広島は先発・森下は7回2失点と粘投したが今季2敗目。プロ入り後、ヤクルトから初黒星を喫した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は、森下-坂倉のバッテリー間に「微妙なズレを感じた」と指摘した。
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森下は負け投手にはなったものの、悪いなりによく粘って投げたと思う。ただ、私の印象ではバッテリー間で意思の疎通が少しうまくいってなかったように感じた。
試合前のミーティングなどである程度、その日のプランを立て、そこに試合の中で実際に感じたことも加味しながら投球を組み立てていくわけだが、この日のバッテリーはその部分で感じ方に微妙なズレがあったように見えた。間合い、テンポの悪さのようなものを感じたし、七回に森下が3球連続で首を振ってカットボールを投げた場面にも、そのことが表れていた。
捕手の立場から言わせてもらえば、坂倉はとてもいい経験をした試合だった。いろいろと迷いながらのリードだったと思うが、大切なのはこの試合で感じた迷いや疑問をそのままにしておくのではなく、森下ともよく話し合って、自分の中でしっかりと消化しておくことだ。それは森下にとっても同様。バッテリーとしてもうワンランク上にいくためにも、2人にはこの日の経験を今後に生かしてもらいたい。