鯉の守護神・栗林が2試合連続無失点 石原慶幸氏「空振りが取れる投球が彼の良さ」

 試合が終わり、スタンドに向かって手を振る栗林(撮影・立川洋一郎)
 9回表に登板し、三者凡退に抑えた栗林(撮影・立川洋一郎)
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 「広島0-0中日」(28日、マツダスタジアム)

 広島は10安打を放ち6四死球を得ながら16残塁の拙攻で無得点。援護のない中、投手陣は4人の継投で無失点に抑えた。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は先発・野村ら無失点リレーの投手陣を「粘り強く投げていた」とたたえた。

  ◇  ◇

 野村はさすがという投球だった。押すところは押して引くところは引くという経験、実績を感じさせる内容だった。4番・ビシエドに対しても、第1打席でツーシームを多く投げて内角を意識付けさせた上で、次の打席ではチェンジアップで遊ゴロに打ち取った。バッテリーも含めて、どういうふうに抑えるかという意図が感じられる攻め方だった。

 森浦はこの日もピンチを招いたが、最後は大島を内角への直球で詰まらせて一塁ゴロに抑えた。左対左であってもスライダーだけで抑えるのはなかなか難しい。こういうピンチの状況でも内角へ投げ切れたのは大きい。

 栗林は同点の場面での登板となった。初セーブが付いた前日とは違って、気持ちの面でもまた違った難しさはあったと思うが、低めに制球されていたし、空振りが取れる投球ができるところが彼の良さでもある。この2試合を見る限り、今後へ向けても非常に期待が持てると感じた。

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