広島・田中広 痛恨の失策「あそこの1点なければ」…河田ヘッドは「こなさないと」

 「阪神6-0広島」(14日、甲子園球場)

 遊ゴロで3アウト-。誰もがそう思った瞬間、田中広のグラブから白球がこぼれた。ピンチが広がり、森下が中野に先制の右前適時打を浴びた。痛恨の失策だった。

 「あそこの1点がなければ、全然違う展開になっていたと思う」。バスへ乗り込む前、田中広は敗戦の責任を背負う言葉を発した。

 0-0の二回2死一塁。梅野が放った二塁寄りの打球の正面に入りながら捕球できない。拾い直して二塁へ送ったが、判定はセーフ。打球は強く、捕球直前にイレギュラーしたようにも見えた。それでも河田ヘッドコーチは「何とかアイツだったら、こなさないといけない」と振り返った。

 開幕から波に乗れない。「1番・遊撃」で今季を迎えながら、9日の巨人戦から打順は8番に下がった。三回に中前打を放ったが、打率・193。打撃不振が負のスパイラルを生み、10日の巨人戦ではけん制死となる場面もあった。

 河田ヘッドからは今季のキーマンに指名された。同ヘッドは「ヤツも、自分の責任というのを感じながらだと思う。まだまだ先は長い。立ち直ってやってくれたら」と期待を寄せ、田中広は「何とかチームのためにと思ってやっている」と前を向いた。復調のきっかけをつかみたい。

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