広島・佐々岡監督 ルーキー2人に目尻下げる「顔が真っ青で大丈夫かな」
「広島4-1中日」(27日、マツダスタジアム)
初登板の重圧をはねのけてくれた。「勝利の方程式」メンバーとして送り出した森浦、栗林が、いずれも1回無失点。新人2人が期待に応え、手にした今季の初勝利に、佐々岡監督は「素直にうれしい」と目尻を下げた。
七回の森浦は2死から招いた満塁のピンチをしのいだ。「(ベンチに)帰ってきたら顔が真っ青で大丈夫かなと思うくらい。血の気がないような顔をしていた」と明かし、「これも経験。ああいうところで投げたということが次に生きる」とうなずいた。
栗林は気持ちを前面に押し出し、攻めの投球を貫いてくれた。即戦力として期待した右腕は、キャンプから結果を残した。勝ち取った守護神の座だ。
「ドキドキして見ていましたけどいい投げっぷり、いい投球だった。信じて送り込んでいる。とにかく思い切ってやってくれれば。最高のスタートが切れた」
中継ぎを再整備して臨んだシーズン。指揮官は若鯉2人のさらなる成長を願っている。