広島・九里が6回2失点8K 開幕前最後の登板で上々の90球

 6回を投げて2失点の九里(撮影・立川洋一郎)
 2回、松田の打球に反応し、三塁手・矢野に声を出す九里(撮影・立川洋一郎)
 6回、柳田に勝ち越し適時打を打たれ、肩を落とす九里。左は生還した今宮(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、ソフトバンク-広島」(20日、ペイペイドーム)

 先発した広島の九里亜蓮投手(29)が6回を投げ5安打2失点。8奪三振を奪う投球で開幕前最後の登板を終えた。

 初回をわずか8球で片付けた九里。二回はグラシアル、中村晃の連打で無死一、三塁のピンチを招いて松田の三ゴロの間に1点を献上したが、最少失点で食い止めた。

 四回は先頭の柳田に中前打。その後、盗塁で2死二塁と得点圏に走者を背負ったが、松田を直球で見逃し三振に斬った。直球に加えてこの日はツーシームの制球力が際立った。両サイドを丁寧に突いて、強力ソフトバンク打線を五回まで1失点にまとめた。

 六回に先頭・今宮の左翼への二塁打を許し、続く柳田には低めの変化球をうまく合わせられる適時打で勝ち越されたが、落ち着いて後続を寸断。毎回の8奪三振と、開幕に向けて弾みをつける90球となった。

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