広島・ドラ6矢野“メモ魔”になる 毎日キャンプノートで全吸収「寝る前に確認」

 広島ドラフト6位の矢野雅哉内野手(22)=亜大=がキャンプ初の休日となった5日、“メモ魔”になり、技術を全吸収していくことを誓った。キャンプインから毎日欠かさずに野球ノートをつけているルーキー。走攻守全部門をレベルアップさせ、開幕1軍を目指していく。

 初めてのキャンプ。第1クールでは懸命に白球を追い、汗を流した。6日からの第2クールに向けて矢野は“メモ魔”になり、教わった技術を全吸収しながら進化を遂げることを誓った。

 「メモ帳に毎日教わったことを書いている。寝る前に練習のことを想像して、守備、走塁、打撃、言われたことを確認している」

 入寮時には大学時代につけた野球日誌50冊を持ち込んだ。その習慣をプロでも続けている。新人にとって全てが未経験のキャンプ。だからこそ、日々の練習の中での気付きや反省を書きとどめることは自身の成長へとつながる。メモには「悪い癖などの」技術的なことも記しており、課題の克服に努めている。

 「充実していた」と振り返った第1クール。特に、同じ遊撃の田中広が居残り特守を行っていたことに感銘を受けたという。「あれの倍はやらないといけないと思った。もっと力をつけないといけない」。レベルの違いを肌で感じ取り、より一層、プロとしての自覚が芽生えた。

 実戦が始まる第2クールでは、遠投130メートルの強肩と堅実な守備をアピールしていく。「まずは守備を鍛えて、開幕1軍を狙いたい」と目標を掲げたルーキー。日々勉強を心掛けながら、持ち味を発揮していく。

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