広島・佐々岡監督 347球の熱投 九里に「素晴らしいブルペン」と高評価

 347球の熱投を終えた九里は、佐々岡監督、永川投手コーチと笑顔で話をする。
 ブルペンで投げ込む九里(撮影・立川洋一郎)
 ブルペンで347球を投げ終え、充実した表情を見せる九里(撮影・立川洋一郎)
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 「広島春季キャンプ」(4日、沖縄)

 広島の佐々岡真司監督が第1クールを総括した。前日3日とこの日は、若手がフリー打撃に登板してアピール。ブルペンでは九里が347球の熱投劇を演じた。一問一答は下記の通り。

 -第1クールが終わった。

 「きつい練習の中でも明るさ、元気というのがあった。いい雰囲気で充実した4日間だった」

 -一体感があった。

 「きつい練習を声を出し、盛り上げながらやれば、みんなでやっているという雰囲気になる。集中してやれているのは良いことだと思う」

 -前日3日に練習を途中で切り上げた坂倉の状態は。

 「今、無理をする時期でもないので、しっかり治すということで。治して、また帰って来てくれるように。まずは治すことに専念させたい。そこまでひどくはないと思うし、早く帰って来られるようにと思っています。まずはしっかり治すということで3軍に行ってもらいます」

 -ブルペンでは九里が347球を投げた。

 「ただ投げるだけでなくてね。考えながら投げている。1球目から最後の最後の347球目まで投げ切って素晴らしいブルペンだった。ただの投げ込みというのではなく、考えながらフォーム固めをする姿勢は見ていて気持ちが良かった」

 -かつて佐々岡監督は330球を投げ込んだ。

 「僕らの時代と今では考え方も違う。本人がそういうふうにいって投げ込みの重要性、疲れた時の体の使い方をそこで覚える。そういう面ではいいことだと思う。僕が330球投げた。黒田もその当時投げ込んだ。昭和の練習かもしれませんけど、いろんなこと考えながら取り組む姿勢というのは評価したいですし、無駄じゃないと思っています」

 -打撃投手は雨天で延びたが、今日の印象は。

 「昨日、今日としっかりとできましたし、新人2人も対打者に投げられた。ブルペンでも対打者でもしっかり投げられていたので、実戦勘でいい面を見せてくれた。シート打撃、紅白戦が楽しみ。期待したい内容だった」

 -次のクールは。

 「第2クールもしっかり集中して雰囲気を大事に明るく。どんどん実戦が入ってきていろんな課題が出てくると思うけど、みんなで盛り上がってやっていきたいと思います」

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